パーソンズが亡くなってすでに30年が過ぎ、パーソンズ理論はもはや古典になりつつある。しかし彼の晩期に展開された「一般化されたシンボリック・メディア」については未だブラックボックスのままである。本書はこの解明に光を当て、A.センの理論との関連に着目し、シンボリック・メディアの実証化について考察したものである。