|目 次|

序論 本著の目的 1

第一編 デュルケームの生涯と時代的位置付け
17

第一章 デュルケームの生涯と研究・教育活動 19
はじめに 19
一.生い立ち―ボルドー時代 21
二.ソルボンヌ時代(一九〇二‐一九一六) 28
三.晩年のデュルケーム 31

第二章 デュルケームの捉えた近代化
37
はじめに 37
一.デュルケームにおける社会変動論と近代批判 39
二.『フランス教育思想史』にみる近代化論 42
三.『社会分業論』と『自殺論』にみる近代化論 50
おわりに 57

第二編 デュルケームにおける社会学理論 59

第三章 危機の時代とデュルケームの統合論 61
はじめに 61
一.フランス近代社会 63
二.デュルケームの近代社会批判 70
三.社会類型と近代化 82
おわりに 85
 
第四章 デュルケームにおける認識とシンボル 89
はじめに 89
一.デュルケームにおける認識論―仮象と物自体― 90
二.デュルケームにおける二つの真理論 94
三.『原初形態』におけるシンボリズム 98
おわりに 104

第三編 心理学との対峙 109

第五章 デュルケームにおける客観性と心理学 111
はじめに 111
一.デュルケームにおける心理学評価 113
二.デュルケームにおける心理学的要素 123
三.客観的科学と個人表象 128
おわりに 132

第六章 デュルケームにおける「人間」把握―成長・認識する個人― 135
はじめに 135
一.デュルケームの教育論 137
二.人間の二元性 140
三.概念的思考―認識する行為主体― 143
おわりに 147

第四編 プラグマティズム論 151

第七章 「プラグマティズムと社会学」講義 151
はじめに 151
一.プラグマティズムの位置付け 154
二.プラグマティズムにおける独断論(合理主義)批判 159
三.プラグマティズムの独断論批判に対するデュルケームの評価 168
四.デュルケームにおける真理論 185
おわりに 193

第五編 ブルデュー社会学との比較および補完 203

第八章 デュルケームにおけるシンボリズムと「個人意識」
205
はじめに 205
一.ブルデューとデュルケームにおけるシンボリズム 207
二.構造を身体化・内面化するハビトゥス:ブルデューの視点 214
三.集合意識の個人への内在化―内的実在としての社会の役割― 219
四.内的集合意識とハビトゥスの比較 225
おわりに 229
結 論 235

参考文献一覧 241
索引
巻末資料1 フランスの主なできごととデュルケーム略年表
巻末資料2 『原初形態』発刊前年以降の諸著作・諸論文

ウィンドウを閉じる