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第一章 ライシテとイスラム・スカーフ問題 (長谷川秀樹)
「ライシテ」の語義と成立
新しい問題
公立学校におけるイスラム・スカーフ事件と法律の制定までの経過

第二章 「福祉国家」とアソシアシオン (原田康美)
社会福祉の発展とアソシアシオン
「福祉国家」発展期における社会福祉供給体制
「福祉国家」再編期における社会福祉供給体制

第三章 社会学者の挑戦 (紀葉子)
社会学「界」における不毛な闘争
数量的調査の三つのドグマ
「暴力」を調停する「社会分析」

第四章 忘れられたフランス社会学研究の 日本人パイオニアたち (夏刈康男)
生の情報を伝えた二人の日本人留学生
「論文」にみられるフランス社会学研究
翻訳にみるフランス社会学の導入

第五章 日本におけるデュルケム社会学の 研究実践場との対話 (小林幸一郎)
デュルケム社会学の受容と展開
日本的遺産に位置づけて

第六章 国家とどう付き合うか (杉山由紀男)
現代日本の政治の「原理」
デュルケムの民主政論
デュルケムの国家分析の視角
国家とどう付き合うか

第七章 人物記念行為と地域表象 (山泰幸)
本居宣長とは
遺跡めぐり
二つの墓と遺言書
人物記念装置
近代日本の教育神話

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