|目 次|

第一章 ブルデュー理論における 福祉国家の解体と社会的排除 (近藤理恵)
福祉国家の解体と社会的排除
社会的苦悩に対する処方箋

第二章 フランスの Pacs 法成立と象徴闘争としての 親密関係の変容 (佐藤典子)
フランスの家族に関する法と歴史的背景
Pacs とは
象徴闘争としてのパクス

第三章 グローバリズムへの挑戦 (紀葉子)
『世界の悲惨』の成功と覗き見趣味
臨床的効果を生み出す産婆術としての「社会分析」
すべての「暴力」は暴力的ではない
「社会分析」における「スピノザ的愛」

第四章 社会学者の憤り方 (斉藤悦則)
決定論からの飛躍
ブルデューの権威と権力
怒りの才
言挙げせよ

第五章 P・ブルデューの教育と 社会変動の社会学 (小澤浩明) 教育的再生産戦略と社会変動
教育におけるアイデンティティの危機と象徴闘争
合理的教育学の再評価

第六章 ピエール・ブルデューの社会学 (荻野昌弘)
人物評価が問われる社会学者
文化的再生産の意義
両義的な存在
パスカル主義

第七章 日本の社会=文化とフランス社会学 (KORNEEVA Svetlana Alexandrovna)
「ディスタンクシオン」から見る日本文化
日本文化の存続のメカニズム
伝統文化、個人、社会

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