『食品衛生学実験』の初版が出版されてからすでに27年,またその改訂版とした『食品衛生学実験 第二版』の出版から12年を経過した.
この間の食品衛生学にかかわる分野で,食品添加物,残留農薬,動物医薬品などの規制,あるいは食品の規格基準の改正など種々の進展がみられた.このような動向に鑑み,本書を全面改稿し,『改訂 食品衛生学実験』として発行することとした.
すなわち,従来の実験項目から品質保持剤,植物性自然毒,有害元素および洗浄剤などを削除し,新たに水質検査を実験項目に加え,さらに従来の項目も改正し内容の充実を図った.
本書によって食品衛生学実験に興味をもっていただければ幸いである.
2012 年 3 月 1 日
著者共識
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