|目 次|
T部 序論
1章 現状と課題−水産副生産物の完全有効利用化への道(高橋是太郎)
 §1.実用化もしくは実用化が期待されている廃棄物処理技術の概要
 §2.水産廃棄物の状況
 §3.水産加工場の廃棄物と処理法
 §4.高度利用の方向


U部 農畜産・食品系産業の廃棄物と有効利用
2 章 農産系−農作物残渣の有効利用(薬師堂謙一)
 §1.農産系残渣のカスケード利用(多段階利用)
 §2.農産系残渣の種類と収集・調整法
 §3.医薬品,化粧品,機能性食品原料として利用
 §4.飼料利用
 §5.マテリアル利用
 §6.肥料利用
 §7.エネルギー利用

3 章 畜産系(1)−家畜糞尿のエネルギー化 (梅津一孝)
 §1.家畜糞尿と環境問題
 §2.諸外国の畜産環境対策法
 §3.わが国の家畜非排泄物適正化法
 §4.生産システムの見直しと自然エネルギー利用
 §5.バイオガスシステムの現状と課題
4 章 畜産系(2)−テンサイシックジュース・チーズホエー混合原料からのバイオエタノール生産(小田有二)

 §1.チーズホエーとその利用
 §2.チーズホエーからのエタノール生産とその問題点
 §3.酵母Kluyveromyces marxianus について
 §4.カタボライトリプレッション非感受性株の分離およびその性質
 §5.実用化に向けたエタノール発酵試験

5 章 食品系−食循環の視点から見た有効利用の現状と課題(薮下義文)
 §1.フードチェーンからの上流への遡及
 §2.調理スタイルの変化に伴う魚介類廃棄物のバランス
 §3.リサイクルチェーンの現状と問題点
 §4.給食産業でのリサイクルへの取り組み
 §5.未利用の魚類と貝殻の利用
 §6.消費者が水産資源の世界を変える
 §7.水産資源のゼロエミッションへの課題


V部 水産廃棄物と有効利用
6 章 雑魚・混獲魚−低利用魚類のすり身原料としての有効利用 (森岡克司・野村明)
 §1.雑 魚
 §2.混獲魚
 §3.おわりに

7 章 魚腸骨−ここまで進んだ利用技術(伊東芳則)
 §1.水産廃棄物(魚腸骨)利用の現状
 §2.マグロに含まれる成分の利用

8 章 藻 類−養殖コンブ廃棄物を事例として(長野 章)
 §1.「藻類」廃棄物の現状(函館市を中心にして)
 §2.有効利用の現状と課題
 §3.エネルギーの抽出による有効利用
 §4.バイオマスネットワーク構築可能性の検討
 §5.バイオマス利活用技術の評価と課題
 §6.藻類のバイオマス利活用の課題

9 章 貝 殻−主にホタテ貝殻の利用例について(岡部敏弘・坂本寿信)
 §1.ホタテ貝殻の成分など
 §2.プラスチック製品への応用
 §3.セメントコンクリートへの利用(港湾構造物)
 §4.アスファルトコンクリートへの利用(道路舗装材)
 §5.その他の事例


W 部 厄介ものとその利用
10 章 クラゲ類−特定成分と有効利用(横山芳博)
 §1.クラゲの個体全体を利用する
 §2.クラゲの特定成分を利用する
 §3.おわりに

11 章 ヒトデ−産出の実態および処理と利用の取り組み(福士暁彦・佐田正蔵・高橋是太郎)
 §1.大量排出の実態
 §2.有用化促進の試み

12 章 藻類−特にアオサの利用を中心として(内田基晴)
 §1.アオサ類の利用について
 §2.淡水植物(ホテイアオイなど)の利用について
 §3.赤潮藻類の利用について


X 部 ゼロエミッションの実施例
13 章 軟体類の処理−ホタテウロおよびイカゴロの脱カドミウムと飼料化(関 秀司)
 §1.ホタテウロとイカゴロのカドミウム吸・脱着平衡
 §2.競争吸着法の原理
 §3.競争吸着法の律速過程
 §4.処理時間の短縮

 §5.カドミウム除去効率の推算
 §6.競争吸着法によるカドミウム除去の実施例
14 章  封蔵食品の製造と処理−青魚缶詰工場の事例(難波秀博・信田臣一)
 §1.資源の有効利用
 §2.環境保全活動

15 章  排水処理−主として活性汚泥法を概観する(中村 宏)
 §1.排水処理技術の現状
 §2.余剰汚泥の現状と減容化
 §3.余剰汚泥の有効活用
 §4.処理水の再利用
 §5.まとめ

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