|刊行にあたって|

 食品に対する消費者ニーズの進展等により、食品の加工工程におき機能性の付加等の改善が重要な要素となっており、特に、従来の食品に新たな機能を付加するために、有用物質の分離抽出技術や濃縮技術の革新が必要となっております。
 このような中で、近年、超臨界流体技術やナノろ過膜等による分離・濃縮技術が開発され、連続処理等の技術が可能となりつつあります。
 このようなことから、本技術研究組合分離抽出事業部会は、平成12年度から農林水産省の指導、助成のもとに、食品製造、機械製造業等の8社による幅広い業種の技術力を結集して、大学並びに独立行政法人等の試験研究機関の学識経験者の指導、助言を得ながら@超臨界流体を利用した分離抽出技術・濃縮技術の開発、A高機能膜を利用した分離抽出技術・濃縮技術の開発、Bその他先端技術を応用した、食品加工における分離抽出技術・濃縮技術の開発を目的として、6課題について開発事業を実施して参りました。
 この度、5年にわたる各組合員企業の研究成果を公表し、その集大成ともいうべき論文集を刊行することになりました。
(以下 略)
ニューフード・クリエーション技術研究組合 理事長  佐竹幹雄

 
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