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刊行にあたって 佐竹幹雄

特別寄稿論文
第 1 章 疾病予防と抗酸化食品因子(1)大澤俊彦

§1.「ファンクショナルフーズ」研究の最近の動向(1)
§2.「食品因子」研究のスタート(3)
§3.「抗酸化食品因子」研究の重要性(5)
§4.ゴマに含まれるリグナンタイプの抗酸化成分(8)
§5.ターメリックに含まれる抗酸化性クルクミノイド(10)
§6.発酵食品中の抗酸化「食品因子」(13)
§7.レモンフラボノイドの抗酸化的防御機構(15)
おわりに(17)

第 2 章 機能性食品開発について考えること (21)大東 肇

第 3 章 機能性食品開発を支える食品免疫学研究の展開(25)栗崎純一

第 4 章 食品の機能性研究の一展望(29)篠原和毅

はじめに(29)
§1.農林水産省および食品総合研究所での食品機能研究の取り組み(30)
§2.食品機能研究の重点化方向(31)
おわりに(35)

第 5 章 腸管細胞を用いた研究の面白さ(37)清水 誠

第 6 章 抗酸化物質はプロオキシダントか?― 抗酸化研究の光と陰 ―(41)寺尾純二

第 7 章 奥の深い野菜の機能性(45)前田 浩


研究成果論文
第 1 章 野菜,果実中のキサントフィル類による循環器系疾患予防効果の解明と機能性食品の開発(51)

はじめに(51)
§1.キサントフィル類を含有する野菜,果実の選抜(52)
§2.キサントフィル類の精製(55)
§3.キサントフィル類の機能性の評価(56)
まとめ(66)

第 2 章 わさび由来成分の新規機能性の探索および機能性食品素材としての高度利用技術の開発(69)
はじめに(69)
§1.6‐MSITC高含有素材の開発(70)
§2.6‐MSITC およびわさびの機能性(78)
§3.ヒトボランティア試験(92)
§4.わさびの機能性血流改善作用について(97)
まとめ(99)

第 3 章 グルコマンナンの物性改善および機能性食品素材化技術の開発 (101)
はじめに(101)
§1.易水溶性グルコマンナンの作製(102)
§2.各種グルコマンナンの物性評価(103)
§3.グルコマンナンの抗アレルギー作用の検討(105)
§4.微粉砕グルコマンナンの安全性試験(114)
§5.微粉砕グルコマンナンを含有する機能性食品の開発(114)
まとめ(114)

第 4 章 油糧種子に含まれる機能性成分の探索およびその利用技術の開発(117)
はじめに (117)
§1.菜種原油由来抗ラジカル活性物質の単離同定(117)
§2.各種植物油中の Canolol 含量(123)
§3.Canolol を含有する食品の開発(125)
§4.Canolol の生理機能評価(129)
まとめ(136)

第 5 章 乳酸菌による免疫調節作用の検討およびそれらを利用したアレルギー低減化食品等の開発 (139)
はじめに(139)
§1.1 次スクリーニング:プロバイオティクス(139)
§2.2 次スクリーニング:In vitro における免疫活性(142)
§3.3 次スクリーニング:免疫調節の方向性(148)
§4.TMC0514株の免疫抑制の検討(in vivo 試験;TMC0514 株の経口摂取が NC / NgaTnd マウスに与える影響)(155)
§5.TMC0356 株のヒト臨床試験(160)
まとめ(170)

第 6 章 アセロラに含まれる機能性成分の探索とその利用技術の開発(175)
はじめに(175)
§1.アセロラの成分分析(176)
§2.ビタミン C 類縁化合物の探索(182)
§3.ビタミンC の吸収効率の検討(184)
§4.メラニン生成抑制効果(186)
§5.AP の機能性評価(189)
§6.アセロラパウダーの作製および機能性評価(193)
まとめ(197)

第 7 章 グリセロ糖脂質の効率的生産およびその機能性の検討・向上技術の開発 (199)
はじめに(199)
§1.グリセロ糖脂質の構造と生理機能性(199)
§2.食用油脂を原料としたグリセロ糖脂質 O3 の生産と培養細胞による生理機能性評価(203)
§3.グリセロ糖脂質 O3 の動物実験による生理機能性評価(207)
§4.グリセロ糖脂質 O3 の食品への応用(211)
§5.グリセロ糖脂質 O3 と原料 GalGro の安全性(216)
§6.天然物からのグリセロ糖脂質の抽出とその生理機能性(217)
まとめ(219)

第 8 章 キチンオリゴ糖の生理作用(223)
はじめに(223)
§1.カルシウム吸収促進効果メカニズムの検討(224)
§2.有効成分の効率生産に関する検討(227)
§3.その他の生理作用に関する検討(230)
§4.食品開発に関する検討(234)
まとめ(235)

第 9 章 大豆食品由来成分の健康増進・疾病予防機能の評価および機能性食品素材としての高度利用に関する検討(239)

はじめに(239)
§1.大豆イソフラボンの高度利用に関する研究(239)
§2.ビタミン K の高度利用に関する研究(254)
まとめ(265)

第10章 カンキツに由来する成分の機能性に関する研究および食品素材化技術の検討 (269)
はじめに(269)
§1.In vitro 系における LDL 酸化変性抑制試験(270)
§2.Triton WR1339 処理ラットを用いた血清脂質上昇抑制試験(273)
§3.ハムスターを使用した動脈硬化予防試験(276)
§4.肥満予防試験(285)
§5.カンキツ精油成分ならびに温州ミカン精油濃縮物の安全性試験(292)
§6.温州ミカン精油濃縮物の食品への利用(293)
まとめ(294)


組合員別研究担当者一覧(297)
編集後記(299)
索引(301)

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