|目 次|
はじめに 牧之段保夫

1.水産物:その利用法 (牧之段保夫) 1
1-1 生  食 2
1-2 加熱加工食品 9

2.沿岸魚介類の安全性 ― 環境汚染と魚介類            (山本義和) 16
2-1 ダイオキシン 17 2-2 有機スズ化合物 23
2-3 水  銀 26
2-4 内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン) 27
2-5 流出油 33

3.養殖魚の安全性 (熊井英水) 36
3-1 水産医薬品使用に伴う諸問題 36
3-2 海洋汚染物質の問題 42
3-3 マリントキシンによる中毒の問題 45
3-4 養殖魚の疾病の問題 48
3-5 養殖魚の変形の問題 55
3-6 遺伝子組換え魚問題 57

4.輸入魚介類の安全性 (楠井善久) 61
4-1 輸入魚介類を検査する機関 62
4-2 魚介類輸入手続きの流れ 63
4-3 食品衛生法に基づく検査 65
4-4 危害別にみた輸入魚介類 67
4-5 検査品目 68

5.魚介類の寄生虫 (嶋倉邦嘉) 82
5-1 魚介類寄生虫序説 82
5-2 よく目にする無害な寄生虫 84
5-3 人体に有害な寄生虫 91
5-4 アニサキス症 101
5-5 アニサキスアレルギー 102
5-6 寄生虫による害を防ぐために 104

6.水産加工食品の衛生・品質管理(HACCP方式)
(高鳥直樹) 107

6-1 HACCP 方式 107
6-2 導入の実態 120
6-3 支援体制 125

7.水産加工食品の異物混入対策 (塚正泰之) 128
7-1 食品中の異物の種類 130
7-2 水産食品における異物混入クレームの統計 131
7-3 昆虫の種類と特徴 134
7-4 異物除去・混入防止対策 135
7-5 生産工程中および製造後の異物検出方法 141

8.水産ねり製品の安全性 (加藤 登) 148
8-1 水産ねり製品序説 148
8-2 ねり製品の製造工場での安全性へ対応 151
8-3 今後の問題点 158
8-4 HACCP対応センサー開発の現状 164

9.缶詰の安全性 (森 光國) 168
9-1 缶詰およびレトルト食品の特徴 169
9-2 容  器 169
9-3 製品の種類 171
9-4 原料の安全管理 171
9-5 製造工程での安全管理 177
9-6 HACCP 184
9-7 施設・設備の衛生管理 186
9-8 有資格専門技術者のトレーニングコース 187

10.惣菜の安全性 (上野三郎) 190
10-1 欧米の食肉加工品の品質保全のハードル技術 190
10-2 わが国の加工食品と惣菜保存の伝統技術 194
10-3 わが国の惣菜のシェルフライフ(SL. 日持)特性 198
10-4 今後の技術改善の方向 204

11.冷凍食品の安全性 (種谷信一) 206
11-1 冷凍食品の 4 つの条件 206
11-2 冷凍食品の生産状況 207
11-3 冷凍食品の成分規格 210
11-4 冷凍食品の保存温度 211
11-5 日本冷凍食品協会の自主的指導基準 213
11-6 自主的指導基準と HACCP 215
11-7 冷凍食品の高度化基準 217
11-8 HACCPシステムの7原則 219
11-9 調理時の安全性 223
11-10 安全・安心を目指して 224

12.水産加工食品中の有害微生物の検出            (長井 敏) 226
12-1 感染性食中毒の発生状況 226
12-2 食中毒原因細菌の検出方法 230
12-3 腸炎ビブリオとは 233
12-4 腸炎ビブリオの検出について 236
12-5 水産食品におけるその他の有害微生物について 244
12-6 おわりに 246

あとがき 坂口守彦
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