第 I 部 東京湾のすがた
第1章 流 域
1.1 東京湾の流域とは?
1.2 人口,土地利用の変遷
1.3 陸域水系の変化
1.4 水循環と生活排水
1.5 首都圏のゴミ問題と最終処分場−東京都の取り組みを中心に
1.6 沿岸の埋立・干潟の消失や海岸部の立入禁止区域の拡大過程
1.7 港湾開発の歴史,現在
1.8 海底地形の変遷
1.9 陸域気象に及ぼす海域の役割
第2章 海 域
2.1 東京湾の物理環境
2.2 東京湾の海洋環境
2.3 東京湾の生き物
2.4 東京湾の利用形態
コラム:東京湾から消えたシラウオ
コラム:東京湾におけるスナメリの生息状況
コラム:東京湾の自然再生に向けた,市民レベルの活動
第3章 東京湾と人のかかわりの歴史
3.1 古東京湾の時代(約10万年以上前)
3.2 古東京湾川の時代(約10〜1万年前)
3.3 漁労・採集の時代(約1万〜1,000年前)
3.4 漁業・水運の時代(約1,000〜100年前)
3.5 埋立・開発の時代(約100〜10年前)
3.6 保全・再生の時代(約10年前から)
第 II 部 東京湾再生に向けて
第4章 再生の目標:自然の恵み豊かな東京湾
4.1 現状認識の共有
4.2 東京湾の再生目標と達成基準としての1955年頃
4.3 目標の段階:水質改善と湾形状修復
4.4 科学的合理性のある環境再生
第5章 対策
5.1 東京湾再生の背景−生物多様性と私たちの生活
5.2 東京湾再生の背景−自然の恵み:「食」の視点
5.3 東京湾漁業の再生
5.4 陸域での対策
5.5 海域での対策
5.6 陸域生態系と海域生態系を結び直す
5.7 対策の相互作用と対立
5.8 市民・行政・科学者による『東京湾・流域再生ネットワーク』
5.9 総合科学としての取り組み『中核的研究機関』
補論1 内湾環境再生事業としての北九州市洞海湾での事例
補論2 環境修復に関する行政の取り組み事例
第6章 人と自然のかかわりの再生
6.1 日本社会の転換期
6.2 東京湾と流域の統合的管理と『里山里海コンソーシアム』
6.3 人と自然のかかわりの再生
第 III 部 付 録
第7章 研究者として東京湾再生に向けて望むこと
付表
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