|目 次|


まえがき i
1章 微量有機スズ化合物の分析法の開発(田尾博明)(1)
§1.分析の基本的操作(2)
1・1 サンプリング(2)
1・2 試料前処理法(抽出法・誘導体化法)(2)
1・3 分離定量法(8)
§2.公定法(18)
2・1 環境省「要調査項目等調査マニュアル」(18)
2・2 米国EPA法(25)
§3.分析精度管理(25)
3・1 標準作業手順(SOP)(26)
3・2 器具・装置の性能評価と維持管理(26)
3・3 標準物質(28)

2章 海洋汚染実態と海洋環境における動態
(35)
§1.化学的研究手法における解析(35)
1・1 沿岸域(張野宏也)(35)
1・2 沖合域(田尾博明)(54)
1・3 深 海(張野宏也)(70)
1・4 グローバルな汚染実態(山田 久)(83)
1・5 有機スズ化合物の微生物分解(川合真一郎・黒川優子・張野宏也)(95)
§2.生物学的研究手法による解析(堀口敏宏) (112)
2・1 巻貝のインポセックス発生状況から見た汚染実態の変遷およびアワビ類における有機スズの影響(112)
§3.水生生物への蓄積過程(139)
3・1 イガイによる有機スズ化合物の蓄積と排泄の動態(鈴木 隆)(139)
3・2 海洋食物網を通した蓄積過程 (河野久美子・山田 久)(155)

3章 水生生物に対する作用機構に関する研究の深化(179)
§1.環境生物に対する作用機構(179)
1・1 有機スズ化合物に係る受容体の解明 (西川淳一) (179)
1・2 甲殻類における有機スズ化合物の生物学的影響(大地まどか)(192)
1・3 巻貝類のインポセックス発症機構 (堀口敏宏)( 210)
§2.魚類に対する作用機構(鈴木 隆)(218)
2・1 魚類における有機スズ化合物の体内動態と化学形(218)
2・2 トリブチルスズの魚類血液へ蓄積と次世代への影響(雄化)(大嶋雄治・島崎洋平・本城凡太)(231)
2・3 魚類の生体防御系および薬物代謝系に及ぼす影響(中山彩子・川合真一郎)(238)
§3.海生哺乳類の汚染と影響 (高橋 真・田辺信介) (252)
3・1 体内分布(253)
3・2 蓄積の性差と年齢変動(256)
3・3 汚染の生物種間差(257)
3・4 広域汚染の実態(260)
3・5 リスク評価(262)
3・6 人為起源の負荷(264)
3・7 汚染の経年変化と非捕殺的モニタリング(266)

4章 まとめと今後の課題
(山田 久・張野宏也)(277)
§1.最近の研究成果のまとめ(277)
1・1 微量有機スズ化合物の分析法の高度化(277)
1・2 汚染状況の変遷(278)
1・3 水域環境における動態(280)
1・4 環境生物に対する作用機構(283)
1・5 魚類に対する作用機構(286)
1・6 海生哺乳類の汚染実態と影響(287)
§2.今後の課題(288)

付章 「船舶の有害な防汚方法の規制に関する国際条約」(AFS条約)について(柴田 清)(291)
§1.AFS条約の内容(292)
1・1 条約の構成(292)
1・2 規制の内容(293)
1・3 規制物質の追加方法(293)
1・4 検査と証書(295)
1・5 発効条件(295)
1・6 付帯決議とガイドライン(296)
1・7 批准状況(297)
§2.AFS条約へ至る経緯(297)
2・1 TBT塗料の誕生(297)
2・2 諸外国での規制動向(298)
2・3 わが国の対応(299)
2・3・1 化審法(299) 
2・3・2 船主,造船業界の対応(300)
2・4 IMOにおける議論(301)
2・5 国内関連法の改正(303)
2・6 日本塗料工業会のAFS条約対応(303)
§3.まとめにかえて(304)

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