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1章 「里海」構想−瀬戸内海再生の基本理念(柳 哲雄)
1・1 瀬戸内海の豊かさ
1・2 自然と人間のあるべき関係としての里山
1・3 里海の定義
1・4 太く・長く・滑らかな物質循環
1・5 昔の瀬戸内海と里海
1・6 里海づくりの意味

2章 瀬戸内海の水質と生物生産過程の変遷(上 真一)

2・1 瀬戸内海の豊かさは天与の恵み
2・2 海域環境の変化
2・3 生物生産過程の変化
2・4 漁業資源持続性の喪失
2・5 どんな瀬戸内海を目指すのか

3章 水産資源の再生を考える(山下 洋)
3・1 漁業の長期的衰退傾向について
3・2 水産資源の再生

4章 水産の多面的機能を環境再生に生かす(松田 治)

4・1 水産業の物質循環機能とは
4・2 水産基本法による問題着手宣言と多面的機能をめぐる経緯
4・3 自然再生時代における水産の多面的機能とは
4・4 水産と環境の関係の歴史的変遷
4・5 多面的機能を生かした環境保全型カキ養殖の提案
4・6 水産業の多面的機能を環境保全に生かすために

5章 住民参加と環境教育による里海づくり(柳 哲雄)

5・1 里海と住民
5・2 浜辺・水辺の観察教室
5・3 マイロープ・マイ堆肥事業
5・4 海岸・海面・海底ゴミ回収運動
5・5 立木トラスト・脱埋め立て運動
5・6 漁民と住民

6章 森・川・海をつなげる自然再生−椹野川流域圏の取り組み−(浮田正夫)
6・1 椹野川流域・山口湾の環境変化
6・2 アサリの減少原因究明の取り組み
6・3 流域圏の連携と住民参加
6・4 椹野川河口干潟自然再生推進事業
6・5 里海づくりに向けての課題

7章 沿岸域の統合的管理にむけて(荏原明則)
7・1 瀬戸内海の利用と管理の法的問題−問題の所在−
7・2 現行法の課題−瀬戸内海環境保全特別措置法の意義と限界
7・3 沿岸域管理への注目
7・4 新しい瀬戸内法
7・5 瀬戸内海を対象とした沿岸域管理法制の意味
7・6 まとめ

8章 瀬戸内海再生のための試論(戸田常一)

8・1 経済社会情勢の変化と環境問題の変容
8・2 地中海行動計画(MAP)における取り組み
8・3 瀬戸内海再生のために大事な視点と試論の提示
8・4 瀬戸内海の再生のための検討課題
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