|目 次|

まえがき (秋山敏男) iii
I.環境ホルモン問題の経緯
1.汚染実態と水生生物影響の概要 (山田 久) 1

§1.問題の経緯 1
§2.内分泌かく乱物質の作用機構の概略 1
§3.わが国における汚染の実態 4
§4.内分泌かく乱物質の魚類に対する影響の概要 7
4・1 影響評価指標(7)
4・2 各物質に認められた影響の 特徴(7)
4・3 水生生物に対する影響のまとめ−影響評価 指標間の比較−(15)
§5.まとめ 17

II.水域汚染の実態と水域環境における動態
2.エストロゲン様内分泌かく乱物質の分布・動態−東京湾 (中田典秀・高田秀重) 19

§1.東京湾と流入河川,下水処理水中における分布 19
§2.東京湾のEDCs汚染の歴史 27
§3.エストロゲン活性へ寄与している物質の特定 30
§4.ウォーターフロントのノニルフェノールのホットスポット汚染 31
§5.魚貝類への内分泌かく乱物質の蓄積 36

3.培養細胞を用いたスクリーニング (川合真一郎・黒川優子・松岡須美子) 40
§1.方 法 42
§2.結果および考察 46
§3.まとめと今後の課題 62

III.水産生物に対する影響実態と評価
4.ビテロジェニンによる影響評価 65

§1.沿岸域の影響評価 (大久保信幸・持田和彦・松原孝博) 65
§2.内水面における影響実態 (伊藤文成・坂野博之) 75
§3.内湾干潟域における影響実態 (圦本達也・征矢野清・渡辺康憲) 81
3・1 トビハゼにおけるビテロジェニン濃度の季節的変動(81)
3・2 影響実態の把握(83)

5.コリオジェニンによる影響評価 (藤井一則・角埜 彰・持田和彦) 88
§1.コリオジェニンとは 89
§2.コリオジェニン定量法の開発 90
§3.エストロゲンによるコリオジェニンの産生誘導 95
§4.マコガレイの血中コリオジェニン濃度の季節変化 96
§5.東京湾におけるマコガレイの影響実態 99
§6.今後の課題 101

6 アサリの性の変異による影響実態の解明 (浜口昌巳・薄 浩則) 103
§1.アサリの生殖異常の把握手法 104
§2.構築した影響実態評価手法の有効性の確認 107
§3.影響実態の評価 108

IV.水産生物に対する影響と作用機構
7 動物プランクトンに対する影響と作用機構 (萩原篤志) 113

§1.各種化学物質の急性毒性 114
§2.カイアシ類 116
§3.ミジンコ類の生殖特性に与える影響 118
§4.ワムシ類に対する作用 120

8 魚類の生殖内分泌系における作用機構 (香川浩彦・奥澤公一・玄 浩一郎・松山倫也) 124
§1.魚類の生殖内分泌機構 124
§2.内分泌機構に及ぼす影響 129
§3.おわりに 141

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