|目 次|
第 1 章 形態,内部構造および分布 1
1. 1 形態 4
1. 2 巨視的な内部構造: “核”(nucleus)と“年輪”
  (concentric shell structure) 6
1. 3 微視的な内部構造(internal texture):成長帯
  (growth zone) 8
1. 4 鉄−マンガン団塊およびクラストの分布 11
1. 5 “核"の役割と“年輪”および“成長帯組織”の形成機構 18
1. 6  まとめ 23

第 2 章 鉱物組成 27
2. 1 高い酸化状態のマンガン酸化物のトンネル構造と層構造 29
2. 2 海洋に産するマンガン酸化物の鉱物の産状 34
2. 3 海洋に産するマンガン酸化物の結晶構造モデル 38
2. 4 まとめ 48

第 3 章 化学組成 51
3. 1 4 つの起源の異なる団塊およびクラストの 産状,形態,鉱物
   および主要遷移元素の化学組成 51  
3. 2 団塊およびクラスト(酸化物)への元素の編入・濃縮機構 56
3. 3 酸素酸元素 64
3. 4 希土類元素(ランタノイド) 67
3. 5 その他の微量元素 74
3. 6 まとめ 77

第 4 章 東海大学海洋科学博物館地下海水給水系 にみる
  マンガン酸化物 81

4. 1 地下海水給水系 81
4. 2 地下海水の特性 82
4. 3 沈殿槽で生成するマンガン酸化物の性質 84  
4. 4 マンガン酸化物と海水間における元素の分配 88
4. 5 マンガンの酸化速度 89
4. 6 マンガン酸化バクテリアと その媒介によって生成する
   マンガン酸化物 91
4. 7 北海道の阿寒国立公園内にある 「湯の滝」で沈殿している
   マンガン酸化物 95
4. 8 まとめ 96

第 5 章 生成機構への生物の関与 99
5. 1 有孔虫・ストロマトライトと バクテリア・
   ストロマトライト 100
5. 2 マンガン酸化バクテリア 102  
5. 3 鉄−マンガン団塊の堆積物表面への生き残り機構 110  
5. 4 まとめ 118

第 6 章 海洋環境における鉄−マンガン酸化物の役割 121
6. 1 海洋への元素の供給 124
6. 2 溶存状元素の海水からの除去機構 128  
6. 3 堆積物中における続成作用 132
6. 4 海底堆積物の化学組成 142
6. 5 まとめ 157

文 献 161
あとがき 182
索 引 184

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