第1部 水族館とは
1 章 水族館の歴史(堀田拓史)
1・1 水族館のはじまり
1・2 ゴスとロイド
1・3 水族館の発達
2 章 水族館の役割と世界水族館会議(堀田拓史)
3 章 水族館と博物館(堀田拓史)
3・1 水族館学芸員のすすめ
3・2 Curator と学芸員
3・3 水族館学芸員に必要な資格と資質
4 章 世界と日本の水族館(堀田拓史)
4・1 ナポリ水族館
4・2 モナコ海洋博物館
4・3 ベルリン水族館
4・4 ジェノヴァ水族館
4・5 世界の主要水族館
4・6 日本の水族館
コラム
博物館法と学芸員(堀田拓史)
水族館の展示技術(巨大化する展示水槽)(堀田拓史)
第2部 水族館の主役たち
5 章 無脊椎動物 (野口文隆)
5・1 日本の水族館における無脊椎動物
5・2 無脊椎動物の展示
5・3 脇役から主役へ
5・4 クラゲ類(ヒドロ虫綱,箱虫綱,鉢虫綱,有櫛動物門)
5・5 サンゴ類(花虫綱:八放サンゴ亜綱,六放サンゴ亜綱)
5・6 展示の工夫
5・7 小型種の展示
5・8 未来に向けて
6 章 魚 類 (山田一幸)
6・1 水族館の魚たち
6・2 水族館の人気者「クマノミ」
7 章 海獣類 (奥津健司)
7・1 鯨 類
7・2 鰭脚類
7・3 海牛類
7・4 ラッコ
8 章 海鳥類 (倉形邦弘)
8・1 海鳥とは
8・2 ペンギン類の飼育展示法
第3部 水族館の生物学
9 章 海の生態系 (荒 功一・広海十朗)
9・1 海洋生物の生態学的分類
9・2 海洋生物の機能・役割
9・3 食物連鎖の構造
9・4 海域ごとの特徴的な生態系
10 章 無脊椎動物のしくみと生態 (中井静子)
10・1 無脊椎動物とは
10・2 無脊椎動物の仲間たち
11 章 魚類の形態と生態 (高井則之)
11・1 魚類って何?
11・2 硬骨魚類
11・3 軟骨魚類
11・4 魚の種名を調べる
11・5 魚体のサイズを測定する
11・6 自然界での空間利用
11・7 年齢と成長
11・8 繁 殖
11・9 食 性
11・10 おわりに
12 章 魚類のしくみ (朝比奈 潔)
12・1 神経系
12・2 呼吸・循環系
12・3 消化系
12・4 排出系
12・5 生殖系
13 章 魚類の行動
13・1 水族館に生きる魚の聴覚 (小島隆人)
13・2 魚類の繁殖行動 (牧口祐也)
14 章 海獣・鳥類のしくみ (鈴木美和)
14・1 移動コストの削減
14・2 寒さの克服
14・3 驚異的な潜水能力を支える機構
14・4 海のなかで体液浸透圧を正常に保つ
14・5 絶食に耐える
15 章 飼育下の海獣類における認知研究─「賢さ」を調べる(村山 司)
15・1 水族館でできること・できないこと
15・2 自然な行動を把握する
15・3 認知実験
15・4 ヒトの認知,イルカの認知
16 章 ウナギの生態と保全 (塚本勝巳)
16・1 世界のウナギ
16・2 生活史と回遊
16・3 行動と適応
16・4 起源と進化
16・5 資源と保全
17 章 海産生物の毒 (糸井史朗)
17・1 食中毒に関連する動物性自然毒はすべて魚介類由来
17・2 海洋生物の毒による食中毒
17・3 フグは毒をどのように使っているのか?
17・4 有毒生物にとっての「毒」
18 章 深海生物の不思議 (小糸智子)
18・1 深海の世界
18・2 生物の環境適応
18・3 深海生物の展示
18・4 深海生物の不思議
第4部 水族館で生物を飼う
19 章 水族館の飼育技術(水族館での飼育と繁殖)
19・1 多様な飼育方法と水族館の飼育による社会貢献(秋山信彦)
19・2 水族館での水族の入手から展示まで(鈴木宏易)
20 章 水族館の設備と水質管理 (谷村俊介)
20・1 溶存酸素と二酸化炭素
20・2 窒素化合物
20・3 脱窒作用
21 章 水族館の衛生管理 (杉田治男)
21・1 日和見感染菌の分布
21・2 主な殺菌法
21・3 プロバイオティクス
22 章 魚病と治療 (間野伸宏・中坪俊之)
22・1 水族館における魚病学
22・2 魚病の発生原因
22・3 魚病の対策
22・4 魚病の診断
22・5 水族館における今後の魚病対応
コラム
深海は未報告の魚病の宝庫? (間野伸宏)
硫酸銅の処置濃度 (中坪俊之)
思いこみは危険 (中坪俊之)
水族館における魚病研究の悩み
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