|目 次|
第1章 序論
 §1.制度とはなにか
   §2.なぜ漁業に関する制度が必要なのか
 §3.本書の目的と構成
   §4.主な法律と用語の紹介
 コラム1 社会科学における資源の概念


第2章 日本漁業の姿
 §1.自然の条件
   §2.社会の条件
   §3.日本漁業の国際的特徴
   §4.漁業生産と資源の状況
 §5.漁業の種類
   コラム2 生物の環境と社会の関係を扱う学問分野


第3章 日本の漁業管理の沿革
 §1.近世まで
   §2.明治維新と近代化
   §3.敗戦と戦後漁業制度改革
   §4.水産資源保護法と漁区拡張
 §5.まとめ
   コラム3 制度の縦軸と横軸


第4章 現在の漁業管理制度
 §1.漁業法と総合的漁業調整 
 §2.漁業管理の制度的枠組


第5章 漁業権の法的性格と国際的特徴
 §1.漁業権の法的性格
 §2.アメリカと日本の制度比較
 コラム4 世界の法系
   コラム5 英米法系の漁業管理制度とマグナカルタ


第6章 沿岸における漁業管理の事例
 §1.日本の沿岸漁業の特徴
   §2.陸奥湾ナマコ漁業
   §3.伊勢湾イカナゴ漁業 
 §4.北部日本海ハタハタ漁業
 コラム6 :ハタハタの配分文化 


第7章 沖合における漁業管理の事例
 §1.京都府ズワイガニ底びき網漁業
 §2.北部太平洋大中型まき網漁業
 コラム7 魚種交替に応じた漁業管理とは


第8章 漁業管理と海洋性レクリエーション
   §1.問題の背景
 §2.判例の紹介
   §3.制度的課題
 コラム8 制度としての群れと家族


第9章 漁業管理のこれから
 §1.総合的な漁業管理の考え方
   §2.日本漁業の3 つの将来シナリオ
 §3.国民の政策ニーズ把握とシナリオ評価


第10章 生物多様性条約と生態系アプローチ
 §1.生態系保全と漁業管理
 §2.国連生物多様性条約と生物多様性国家戦略
   §3.生物多様性条約生態系アプローチ
   §4.日本の漁業管理制度の評価
   §5.まとめ
 コラム9 漁業管理ツール・ボックス
    コラム10 生態系保全をめぐる様々な用語


第11章 ミレニアム生態系評価
 §1.はじめに
    §2.ミレニアム生態系評価において注目される概念
 §3.漁業の現状に関する記述
   §4.まとめ
 コラム11 総合研究における人文・社会科学の役割 


第12章 海洋保護区
 §1.背景と定義
   §2.海洋保護区の分類
 §3 海洋保護区の社会的側面
 コラム12 里 海

 
第13章 知床世界自然遺産
 §1.知床世界自然遺産の概要
 §2.知床方式
   §3.気候変動への適応
   §4.知床方式の評価と行政コスト
 コラム13 バランスのとれた漁獲の提唱


第14章 総合考察(1):漁業管理
 §1.比較分析の枠組み
   §2.6 つの漁業管理事例の比較
 §3.考 察


第15章 総合考察(2):生態系保全
 §1.漁業管理と生態系保全の制度比較
   §2.生態系保全制度の国際比較
 §3.今後の研究課題
   コラム14 「望ましい生態系の姿」をどう科学的に分析するか

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