|目 次|


まえがき(山本民次)
I. 総 論
1章 環境再生に対する考え方と取り組み
(山本民次)9
§1.閉鎖性海域の特徴とわが国の対策(9)
§2.富栄養化と貧栄養化(11)
§3.海水交換と赤潮(17)
§4.生産と分解のバランス(18)
§5.食物連鎖と物質循環(20)
§6.浮游系と底生系のカップリング(22)
§7.技術の組み合わせと順応的管理(23)
§8.多様な主体の参加と環境教育(25)

II.主要三大閉鎖性内湾
2章 土木工学的アプローチ
−東京湾を例にして−(古川恵太)28
§1.海辺の再生に向けた4つの視点(28)
§2.変化してきた目標設定(31)
§3.様々なスケール・視点からの場の理解(33)
§4.干潟づくりを例にした具体の手法開発(38)
§5.システム化の重要性(まとめに代えて)(41)

3章 大阪湾での環境再生と環境修復技術
(上嶋英機・大塚耕司・中西 敬) 44
§1.大阪湾の環境(45)
§2.環境再生の動向と課題(46)
§3.尼崎港内における環境修復技術の効果検証(47)
§4.閉鎖性海域の環境再生を進めるために(55)

4章 広島湾生態系の保全と管理(橋本俊也・青野 豊・山本民次)57
§1.広島湾の概要(57)
§2.生態系モデルを用いたカキ養殖の影響評価(59)
§3.結語(65)

III.その他の海湾
5章 有明海・八代海の環境再生
−熊本県のとりくみ(滝川 清・斉藤信一郎・園田吉弘)69
§1.背景と目的(69)
§2.取り組みの経緯(70)
§3.熊本県沿岸域の地域特性(72)
§4.意見交換会の実施と課題の抽出(78)
§5.再生のあり方とマスタープラン(提言)(80)
§6.主要な結果と課題(82)

6章 有明海泥質干潟に対する浮遊系−底生系結合生態系モデルの適用(中野拓治・安岡澄人・畑 恭子・中田喜三郎)86
§1.対象領域(86)
§2.モデルの概要(87)
§3.計算領域と計算条件など(92)
§4.モデルの再現性の検討(93)
§5.モデルの適用(95)
§6.結論(98)

7章 浜名湖の環境と保全への取り組み(今中園実)101
§1.浜名湖の概要(101)
§2.浜名湖における水質改善対策の抽出(103)
§3.浜名湖における人工干潟実証試験(106)
§4.これからの浜名湖保全に向けて(114)

8章 宍道湖におけるヤマトシジミ生産環境の保全
(中村由行)117
§1.汽水域の特徴とヤマトシジミ(117)
§2.宍道湖の水質環境・生態系の変遷(120)
§3.宍道湖における水質・物質循環に関する観測(124)
§4.モデルによる解析(131)
§5.沿岸海域の修復への提言(136)

9章 英虞湾再生プロジェクトの展開と将来展望
(松田 治)139
§1.プロジェクトの全体像とその背景(139)
§2.「新しい里海」にふさわしい干潟造成法(142)
§3.環境モニタリングから環境動態予測へ(149)
§4.多様なグループの連携(154)
§5.さらなる連携の深化と地域の結集に向けて(159)

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