|目 次|

(1)
1.温帯域の湖における富栄養化問題:現実面と論理的細脈(1)
1.1 富栄養化:その状況と改善(4)
1.2 植食性プランクトンの直接的間接的影響(6)
1.3 捕食者制御生態系の安定性と持続性(9)
1.4 目標と戦略(11)

2 生物地球化学劇場―湖におけるリンの循環と利用(15)
2.1 リンのマス・バランスモデル(15)
2.2 湖におけるリンの保持(17)
2.3 生物学的リン保持過程(19)
2.4 プランクトン群集におけるリンの分配割(22)
2.5 表層リン循環の動態(26)
2.6 要約と結論(30)
2.7 シンボル,定義,単位(31)

3.藻類と栄養塩:植物プランクトンによる制限栄養塩の取り込みと利用(33)
3.1 増殖と栄養塩の利用(33)
3.2 栄養塩の取り込み(34)
3.3 栄養塩の取り込みと増殖のバランス(37)
3.4 光合成と増殖のバランス(38)
3.5 植物プランクトン増殖モデルのパラメタリゼーション(39)
3.6 リン制限下での資源競合(46)
3.7 1つ以上の制限栄養塩―リンと窒素の制限(49)
3.8 まとめと結論(56)
3.9 シンボル,定義,単位(56)

4 植食者と藻類:万能ろ過摂食者の食物利用,成長および再生産 (59)
4.1 Daphnia生物学の特徴(60)
4.2 純同化の配分(62)
4.3 摂餌,同化,そして総成長(70)
4.4 餌供給状況と個体成長の前歴(73)
4.5 必須元素の収支(81)
4.6 個体の死亡と個体群の損失(86)
4.7 個体群の生残と繁殖:人口統計学(93)
4.8 まとめと結論(101)
4.9 シンボル,定義,単位(104)

5.栄養塩,藻類および植食動物:栄養塩負荷のパラドクス(107)
5・1 栄養塩,藻類,植食者―最小限のモデル(109)
5・2 平衡点と局所安定(112)
5・3 イソクラインと全体的な安定性(116)
5・4 絶滅,周期的軌道およびアトラクションの領域(121)
5・5 分岐と長期平均(128)
5.6 バイオマニピュレーションを可能とする負荷基準(132)
5.7 湖におけるリンと生物バイオマスの関係(137)
5.8 要約と結論(141)
5.9 シンボル,定義,単位(143)

6.プランクトン食物網へのアプローチ:競合,共存,カオス(145)
6・1 r-K選択勾配の観点からみた富栄養化(146)
6・2 平衡状態における損失率の違いと侵入の可能性(153)
6・3 異なる栄養塩循環と資源供給比(164)
6・4 動物プランクトン排泄物の末路:炭素循環とカオス(171)
6・5 要約と結論(187)
6・6 シンボル,定義,単位(189)

7.栄養塩のソースとシンクとしての植食動物:結論,限界,推察 (191)

References 199

A1 N:P供給比の違いにおける共存(219)
A2 分配率と成長史データ(220)
A3 元素組成と分配制限(221)
A4 生残曲線と死亡率(226)
A5 齢分布理論の要素(229)
A6 栄養塩,藻類,植食者モデルの定常点(230)
A7 栄養塩,藻類,植食者モデルの局所安定性解析(235)
A8 持続性境界(243)
A9 数値的考察と計算手順(246)
A10 モデル・パラメータの文献調査(250)

索 引 259

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