|目 次|
まえがき
プロローグ
第1章 月に懸ける夢 ―アポロ以前の研究史
  1.1 地球から見た月
  1.2 月を測る
  1.3 地球からの遠隔観測による成果
  1.4 月の成因論   1.5 月の起源と進化 ―ひとつの筋書き   1.6 ルナ,アポロ以前の研究からの成果
第2章 太陽系に占める月の位置 ―月の起源と進化をめぐって
  2.1 太陽系の諸天体の構成
  2.2 地球と月 ─特性から見た誕生のプロセス
  2.3 月は今 ─進化の中の月
  2.4 太陽系の起源との関わり ─ひとつのシナリオ
  2.5 月は特異な天体か ─太陽系の諸天体の中で
第3章 月と地球 ─この特異な関係
  3.1 月へのあこがれ ─ 生活上の知識を生む
  3.2 月の運動 ─ 太陽,地球,そして月
  3.3 天体力学的な問題
  3.4 月の自転に見られる長期変動 ─ 三体問題
  3.5 秤動と章動
  3.6 潮汐の効果
  3.7 月の運命
第4章 アポロまでの月開発の研究
  4.1 米ソ冷戦下における宇宙開発 ─月への一番乗りを目指して
  4.2 旧ソ連による宇宙開発
  4.3 アメリカによる宇宙開発(T)─アポロ以前
  4.4 アメリカによる宇宙開発(U)─アポロ計画
  4.5 米ソによる月探査の成果
  4.6 アポロ以後への里程標 ─まとめに代えて
第5章 ルナ,アポロまでの月科学研究
  5.1 アポロ・ルナ試料
  5.2 月の高地の岩石
  5.3 月の海の玄武岩と火山性ガラス
  5.4 月のマグマの成因
  5.5 マグマオーシャン
  5.6 月地殻の形成モデル
  5.7 月のでき方
  5.8 これからのアポロ試料研究
  5.9 月のクレーター
  5.10 月の年代
第6章 月研究の近代史
  6.1 隕石
  6.2 月探査機による月研究
第7章 「かぐや」計画とその研究成果
  7.1 「かぐや」計画の概要 ─全体の展望
  7.2 月探査機「かぐや(SELENE)」の構成
  7.3 「かぐや」が得た新しい月の描像
第8章 将来の月科学 ─予測と展望
  8.1 はじめに
  8.2 これからの月探査法
  8.3 残された月の謎
  8.4 近未来の月探査
  8.5 月探査「かぐや」の後継機
  8.6 月に続く火星探査
第9章 月の資源利用と月基地建設
  9.1 月探査
  9.2 月面基地と有人活動
  9.3 月の資源
  9.4 月から小惑星へ向けて─小惑星資源開発が遠い将来の目標
  9.5 宇宙に乗り出す未来の文明 ─月資源利用との関わり
エピローグ
付録 月の地形

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