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まえがき
プロローグ 政治問題と化した“地球温暖化”
第1章 “地球温暖化”とは何か−内因説と外因説−
 地球環境の成り立ち− 太陽・地球系というシステム−
 内因説− 人類の産業活動との関わり―
 外因説− 宇宙空間からみた地球環境維持機構にあって−

第2章 内因説の推移−温暖化物質の循環と蓄積効果−
 地球温暖化は西欧産業革命に始まる
 温暖化物質の循環と蓄積−炭酸ガスと水をめぐって−
 温暖化をひき起こすのは炭酸ガスの蓄積だ

第3章 外因説−太陽、星間ガス、地球の公転ほか−
 太陽放射は地球環境維持の第一原因だ
 天の川銀河の構造との因果的な関わり
 太陽圏の構造と宇宙線強度の永年変化

第4章 地球環境の形成−二つの太陽放射:電磁波とプラズマ−
 太陽電磁放射の放射特性と地球環境からの応答
 太陽風と地球磁場との相互作用− 地球磁気圏の形成−
 太陽が地球環境を制御する−“地球嵐”とは−

第5章 太陽放射の長期変動から見た地球環境
 太陽活動と太陽放射との関わり
 太陽圏の構造と磁場− 太陽活動に伴う変調効果−
 太陽活動の長期変動から見た気候の動き

第6章 気候変動の歴史と太陽の変動性
 過去一万年にみられた気候変動−ウルム氷期以後−
 最近の過去千年にみられる気候変動と太陽の動き
 一九世紀半ば以降の太陽活動と気候の関わり

第7章 近未来を予測する−気候はどう推移するか−
 太陽活動と地球気候との因果的関わり
 現在の太陽の動向を探る−宇宙線との関わり−
 気候変動を誘発する基本原因は−惑星間磁場と宇宙線−
 ひとつの予測

エピローグ 科学研究の結果を政治問題とするなかれ

【付録一】 『太陽・地球系』という考え方について
【付録二】 地球大気に対し、保温効果を考慮した際に導かれる地表付近の温度
文献

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